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2022年09月22日

秋の彼岸の富幕山⑤―ツリガネニンジンとマツカゼソウ

ツリガネニンジン 秋に花を咲かせる植物は、すべて「秋の花」。中には、初夏から初秋まで咲き続ける花期の長い植物もありますが、ツリガネニンジンもマツカゼソウも、花を見れば「ああ、秋になったなぁ」と感じるのは自然な感情です。

 ツリガネニンジンとは、花の形を「釣鐘」に見立てた名。しかし、ツリガネニンジンの花から聞こえて来る音は、寺の梵鐘の♪ゴーンゴーンや、半鐘の♪カーンカーンではなく、♪チリンチリンと鳴る涼やかな鈴の音。

 「ああ、秋になったなぁ」と感じると言うことは、♪チリンチリンと鳴る鈴の音を連想させるツリガネニンジンの花を見ると、どこかに涼しさを感じるということ。暑い日が続いた夏の花とは明らかに違います。

マツカゼソウ マツカゼソウの花も同じ。私たちが見ると、松風を吹く風の涼しさを感じる白い花を咲かせるマツカゼソウはミカン科。葉に鼻を近づければ、爽やかなミカンの香りを感じることができます。

 私たちはミカンの香りを爽やかと感じますが、実は鹿たちは、この匂いが苦手。マツカゼソウはこの匂いで鹿による食害を避けているのです。





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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 02:53│Comments(0)ウォーキング・ぶらり旅・町歩き野の花・植物
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