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2024年09月28日

秋風吹く粟ヶ岳の自然④―クズ

クズ クズの花の時季は夏から秋にかけてとされていますが、今年(2024)の花の時季は少し遅くなっているようです。もちろん、もう葉は茂り、粟ヶ岳の斜面を覆い、一部は杉の木に絡まっててっぺんまで蔓を伸ばしていました。

クズ クズは、日本では古い時代から「葛粉」や「葛根湯」として食用や薬用に、さらにクズの繊維を織った「葛布」にも利用され、今でも掛川市の伝統工芸品として生産されています。

クズ 『万葉集』の時代から「秋の七草」に数えられ、清少納言が書いた随筆 『枕草子』で紹介されている、国内で最も古いかき氷には、細かく削った氷にクズから造りだした「甘葛(あまづら)」という甘味料をかけていたとのこと。

クズ そんな日本の暮らしと深く関わって来たクズではあっても、厄介者であるのも確か。しかも、クズは日本だけではなくアメリカ合衆国まで蔓を伸ばし、今や「侵略的外来種」の指定まで受けています。




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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:06│Comments(0)ウォーキング・ぶらり旅・町歩き野の花・植物
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