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2019年08月09日

木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪⑭―「姫」の付く植物

ヒメイワショウブ 名前に「姫」が付く植物や蝶などには、本種と比べて小さいものが多いようです。「小さくて可愛らしい」から「姫」。日本人に独特な美意識かも知れません。

 木曽駒ヶ岳の千畳敷周辺で出会った「姫」は、ヒメイワショウブ、ヒメクワガタとヒメウスユキソウ。ヒメイワショウブ(姫岩菖蒲:右上の写真)は「小さな岩菖蒲」の意味ですが、「菖蒲」と言っても、似ているのは葉の形程度。花を見る限りでは、「菖蒲」に似ているとは思えません。

ヒメクワガタ オオバコ科クワガタソウ属のヒメクワガタ(姫鍬形:左の写真)は、「よくぞ見つけた!」と自分を褒めてあげたいほどに小さな花。小さな小さなクワガタソウです。

ヒメウスユキソウ 「もう少し上に行ったところに、エーデルワイスが咲いてたよ!」とすれ違った人に教えていただいたのはヒメウスユキソウ(姫薄雪草:右の写真)。正確に言えばスイスの国花・エーデルワイスは「西洋薄雪草」ですから、同じではありません。

 花崗岩の割れ目に咲くヒメウスユキソウは、環境省カテゴリ「準絶滅危惧(NT)」。木曽駒ヶ岳を含む中央アルプスの花崗岩礫地にだけ生育する希少な固有種です。

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