2019年08月04日
木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪⑨―ミヤマシオガマとヨツバシオガマ
ピンク色の花はミヤマシオガマとヨツバシオガマ。ともにハマウツボ科シオガマギク属です。
名前の「シオガマ」とは塩田で塩を作る「塩竈(しおがま)」の意味。塩竈から煙が揚がる様子は、浜辺で美しい景色だから「浜で美しい塩竈=葉まで美しい塩竈」と洒落たもの。確かに、シダのように細かく切れ込んだ美しい葉に特徴があります。
茎に白くて長い軟毛が散生しているミヤマシオガマが咲いていたのは、花崗岩が露出した「八丁坂」の途中の乾いた場所。それに対し、ヨツバシオガマが咲いていたのは千畳敷カールの剣ヶ池周辺の湿地。2種の生育には、多少の違いがあるようです。
茎に白くて長い軟毛が散生しているミヤマシオガマが咲いていたのは、花崗岩が露出した「八丁坂」の途中の乾いた場所。それに対し、ヨツバシオガマが咲いていたのは千畳敷カールの剣ヶ池周辺の湿地。2種の生育には、多少の違いがあるようです。
それにしても変わった形のピンク色の花。「葉」だけでなく、「花」も十分に美しい高山植物です。