2019年08月14日
木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪⑲―ツツジ科の仲間
コケモモ、ツガザクラ、アオノツガザクラはいずれもツツジ科の常緑小低木。コケモモはスノキ属、ツガザクラとアオノツガザクラはツガザクラ属です。
コケモモ(苔桃)の「苔」は、背が低く岩にへばり付くように育つ様子をコケに例えた名。「桃」は赤く熟した実が食用にされるから。つまり、ブルーベリーと同じ仲間です。
ツガザクラ(栂桜)の「栂」は、細い葉が針葉樹のツガに似ているから。「桜」はサクラに似ているからとのことですが、似ていますか?
アオノツガザクラとツガザクラとの違いは、花柄や萼の色。花の色も少し黄緑色がかって見えますから、「緑=青」で「青の栂桜(アオノツガザクラ)」というわけです。