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2020年09月28日

浜北の万葉歌碑を訪ねる④―麁玉協働センター

麁玉協働センターの万葉歌碑 次に訪れたのは、浜北区宮口にある麁玉(あらたま)協働センター。ここに建てられている万葉歌碑は、万葉仮名のもの・・・

璞之
寸戸我竹垣
網目從毛
妹志所見者
吾恋目八方
   孝書


 ・・・と、仮名交じりに書き下したもの・・・

あらたまの
寸戸が竹垣(たかがき)編目ゆも
妹し見えなば
われ恋ひめやも


 ・・・の2基。文字を書いたのは犬養孝。「麁玉の伎倍の竹垣の編目のほんのわずかなすきまからでも妹が見えたならば、何で私が恋に苦しむことがあろう」の意味です。

 そもそも、「麁玉」とは磨かれる前の玉の意味。天竜川は、古くは「麁玉河」「荒玉河」とも呼ばれ、麁玉郡は現在の東区有玉に比定されています。

 そして、書き下しの歌が刻まれている石は、ここでも根府川石。万葉歌碑に根府川石が多く使われているのは、どうしてでしょうか?


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