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2020年10月06日

浜松市の万葉歌碑を訪ねる⑤―五社公園

五社公園の万葉歌碑 浜松市中区利町の五社公園にある万葉歌碑には・・・

引馬野爾(ヒクマノニ)
仁保布榛原(ニホフハギハラ)
入亂(イリミダリ)
衣爾保波勢(コロモニホハセ)
多鼻能知師尓(タビノシルシニ)


 ・・・と刻まれています。

 そして、最後には「萬葉集遠江歌考 真淵」とも刻まれ、調べてみると、この歌碑の文字は賀茂真淵直筆の『万葉集遠江歌考』から拡大転写したものとのこと。浜松市制施行85周年と同時に、引馬野の浜松説を唱えた賀茂真淵生誕300年を記念して、平成8年(1996)に建てられたものだそうです。

万葉歌碑と「浜松市歌」の碑 そして、隣りに建てられている石碑に刻まれているのは、森林太郎(森鷗外)が作詞したかつての「浜松市歌」。その1番の歌詞は・・・

大宮人の 旅衣
入いりみだれけむ 萩原の
昔つばらに たづねつる
翁をしのべ 書よまば


 ここに出て来る「翁」は賀茂真淵のこと。歌詞の中でも、引馬野の浜松説が強調されています。


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