2020年09月13日
磐田市の万葉歌碑を訪ねる①―竜洋なぎの木会館
最初に訪ねたのは、もちろん一番近い「竜洋なぎの木会館」。刻まれている歌は「遠江志留波の磯と尓閇の浦と 合ひてしあらば 言も通はむ」。遠江出身の防人、丈部川相(はせつかべのかわあい)が天平勝宝7年(755)に詠んだ歌として、「万葉集」巻20-4324に収録されています。
防人として出向く途中、別れて来た妻を偲んで詠んだ歌。「平成八年三月 池田正龍書」とも刻まれ、「池田正龍」とはあの人の父君のこと。真実は分かりようにもありませんが、私としては磐田市白羽と考えたいところです。