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2020年09月13日

磐田市の万葉歌碑を訪ねる①―竜洋なぎの木会館

「竜洋なぎの木会館」の万葉歌碑 磐田市にある万葉歌碑は4ヶ所。秋風を感じた9月11日に、4ヶ所を一気に一回りしましたので、レポートさせていただきます。

 最初に訪ねたのは、もちろん一番近い「竜洋なぎの木会館」。刻まれている歌は「遠江志留波の磯と尓閇の浦と 合ひてしあらば 言も通はむ」。遠江出身の防人、丈部川相(はせつかべのかわあい)が天平勝宝7年(755)に詠んだ歌として、「万葉集」巻20-4324に収録されています。

「竜洋なぎの木会館」の万葉歌碑 よく知られているのは、「志留波=白羽」の特定について。「竜洋なぎの木会館」に歌碑が建てられているのは、白羽は磐田市白羽(旧竜洋町)とする説に基づいているのですが、他にも浜松市南区白羽、浜松市北区三ヶ日町白羽と御前崎市白羽が候補地に名乗りを上げています。

 防人として出向く途中、別れて来た妻を偲んで詠んだ歌。「平成八年三月 池田正龍書」とも刻まれ、「池田正龍」とはあの人の父君のこと。真実は分かりようにもありませんが、私としては磐田市白羽と考えたいところです。


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