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2019年06月19日

土木遺産を訪ねて箱根ドライブ①―旧街道に敷かれた根府川石

旧街道に敷かれた根府川石 箱根へドライブに出かけたのは6月17日。前日の大雨は上がりましたが、強風が吹き荒れる天気。あっちこっち移動しましたので、紹介したいことはたくさんあるのですが、「土木遺産を訪ねて箱根ドライブ」からまとめてみました。

旧街道に敷かれた根府川石 最初に紹介したいのは三島市山中新田の「箱根旧街道」。解説看板によれば、慶長9年(1604)に整備された旧道は、延宝8年(1680)頃には滑り止めとして石畳に改修されました。そして、石畳に使われた石材については根府川石(ねぶかわいし・ねぶかいし)と書かれています。

 根府川石と呼ばれている岩石は、単斜輝石斜方輝石安山岩や輝石安山岩で岩板状節理が発達していますので、平板な敷石としては最適。磐田市掛塚にある旧津倉家住宅の庭にある飛び石も根府川石であることは、すにで紹介させていただいた通りです。

旧津倉家の根府川石 旧津倉家の根府川石は、伊豆石などと同様に、帰船を安定させるバラストとして積まれて運ばれたもの。そのほか、浜松市天竜区佐久間に残る原田久吉翁に関する記念碑などにも根府川石が見られますが、これは原田翁が横浜に住んでいたから。

 箱根峠を越える道は、根府川がある小田原宿から三島宿までの箱根八里の東海道です。




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