2021年09月12日
井伊谷の龍潭寺を訪ねる⑫―開山堂と「恙なしの彫刻」
以前「直虎ゆかりの地を訪ねる③」でも紹介した龍潭寺開山堂。かつては「開山塔」とも呼ばれていたらしく、重層楼閣造の中には龍潭寺の歴代住職の位牌を祀っています。
気になったのは、堂内にある麒麟に似た彫刻。伝・左甚五郎とされています。
実は、これは麒麟ではなく、髭を抜かれた龍に似た「恙(つつが)なし」と呼ばれる霊獣。「恙」は虎や豹より凶暴な霊獣とされていましたが、徳川家康はその「恙」を飼いならしたと言われ、日光東照宮の唐門の屋根には守り神として「恙」が置かれているとのこと。
「つつが(恙)なし」とは「病気・災難がない」「無事な毎日」の意味。かつては大仏殿にあったとされる「恙なしの彫刻」は、龍潭寺を護る吉獣として飾られていたのだと思われます。
気になったのは、堂内にある麒麟に似た彫刻。伝・左甚五郎とされています。
実は、これは麒麟ではなく、髭を抜かれた龍に似た「恙(つつが)なし」と呼ばれる霊獣。「恙」は虎や豹より凶暴な霊獣とされていましたが、徳川家康はその「恙」を飼いならしたと言われ、日光東照宮の唐門の屋根には守り神として「恙」が置かれているとのこと。
「つつが(恙)なし」とは「病気・災難がない」「無事な毎日」の意味。かつては大仏殿にあったとされる「恙なしの彫刻」は、龍潭寺を護る吉獣として飾られていたのだと思われます。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 04:34│Comments(0)
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