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2021年09月15日

井伊谷の龍潭寺を訪ねる⑭―「ほほえみ観音菩薩さま」と韋駄天

 江戸時代はじめの頃の話です。近江の国(今の滋賀県)琵琶湖で投網をしていた漁師が湖底より次々と三体の仏像を引き上げました。それはそれは尊い顔をした観音菩薩像さまでした。びっくりした漁師はすぐに御領主である彦根の殿さまへ差し出しました。お殿さまは傷んだ仏像を修理させ、井伊家の菩提寺に寄進されました。その一体がこの十一面観音菩薩像です。

 話は戦国時代にさかのぼります。元亀2年(1571)9月、織田信長は比叡山を攻め、湖畔の寺もことごとく焼き払いました。火をつけられたお寺では、御本尊様を湖水に沈め火災より守りました。そうした仏さまのなかには、引き上げられることなく、湖底に眠ったまま江戸時代にいたった仏さまがあったのです。

 この十一面観音像様は、火難・水難にあいながら、奇跡的に再びこの世に出現されました。

 合掌し、静かに拝観ください。仏さまの口もとにかすかな笑みが現れてきます。モナリザの微笑を連想させる神秘的なほほ笑みです。ほほ笑みのある日暮しを大切にしたいものです。

     ◆       ◆       ◆       ◆

「ほほえみ観音菩薩さま」 「ほほえみ観音菩薩さま」と名付けられた仏像の解説す。ストロボ撮影は控えましたので、口元の微笑みは写せませんでしたが、彦根の龍潭寺と井伊谷の龍潭寺とのつながりを示す貴重な十一面観音です。

 もう少し近づいて見れば良かったのですが・・・

三洲護法韋駄尊天 龍潭寺については、まだまだ紹介したいことがあるのですが、今回の「井伊谷の龍潭寺を訪ねる」ではここまでとさせていただきます。

 そして、さっさとここから去るには韋駄天走り。それでは皆さま、次の機会をお楽しみに!




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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:12│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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