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2019年10月31日

北遠の庚申信仰④―「オンコーシンデーコーシンデー」と回した数珠

数珠を持つ「ばか賢そうな子」 この可愛らしい少年は、私です。ねっ、少しは面影があるでしょう?実家の縁側で撮った写真ですが、見ていただきたいのは手にしている、長い長い数珠のようなものです。

 実は、これは「庚申さま」の夜、「オンコーシンデーコーシンデー」の念仏を唱えながら回した「数珠繰り」の数珠だと言われています。「庚申さま」に参加した集落の人たちが車座になり、念仏を唱えては回し、その回数を間違えないように数珠の玉を動かしたとも聞いています。

 「お前、長い数珠を持って撮った写真があったら?」「うん、覚えてる」「あの数珠なんか、は~とっくになくないでな~」「え~、なんで~?」「もう、庚申さまもやらんし、あれが何だったか知らんヤツが、古い汚いで燃しちゃったって謝りに来たけど・・・。謝ったってしょんない(仕方ない)じゃんなあ」。先日会った兄の口から、そんな話が語られました。

 「もう、やっているとこってないだかね?」「まだ、あるら。けど、は~時間の問題じゃないかいや~?昔の物をとっとく(取って置く=保存する)なら、ちゃっと(急いで)せんと」。

 ・・・でアルバムに貼られていたこの写真を思い出しました。自分で言うのも恥ずかしいのですが、「ばか賢そうな子だら?」。

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