2017年06月27日

北遠の馬頭観音③―三面二臂

三面二臂の馬頭観音 右の写真の馬頭観音は三面。石仏の場合には、三面二臂、三面六臂のものも多く、三面は特に珍しいものではありません。

 しかし、この三面二臂の馬頭観音は、丸顔の童子のような穏やかな顔の頭上に、二面の馬頭を頂いています。

左右に顔がある三面二臂の馬頭観音 普通に見られる三面の馬頭観音は、頭上に馬頭を頂くのではなく、顔の左右に顔がある三面。頭上に馬頭を頂く場合には、1つが多いようです。

四面二臂の馬頭観音 秋葉山の久保田道にある「二十九番」と刻まれた石仏は、三面二臂の馬頭観音。西国三十三所霊場の29番札所、京都府にある松尾寺の本尊です。頭上に馬頭を頂く見慣れた姿とは違いますが、正面の顔は憤怒の表情です。

 また、頭上に三面の馬頭を頂く四面二臂の観音も見られます。




同じカテゴリー(出かけよう!北遠へ)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
北遠の馬頭観音③―三面二臂
    コメント(0)