蝶だ!花だ!入笠山に登る⑤―ニッコウキスゲとキバナヤマオダマキ
ゴンドラ山頂駅から、入笠湿原、入笠山を目指して歩き始めると、「入笠すずらん山野草公園」のスズランはもう花の時季は終り。目立っていたオレンジ色の花はニッコウキスゲでした。
一見、先に紹介したノカンゾウやヤブカンゾウに似ていますが、ニッコウキスゲは高山の湿地に分布し、正式な植物名は「ゼンテイカ(禅庭花)」。朝に開花すると夕方には萎んでしまうニッコウキスゲは、「梅雨明け」を象徴する花です。
今年(2024)、あちらこちらで出会っているキバナヤマオダマキが、入笠山でも咲いていました。キンポウゲ科の不思議な形をした花は、まるで園芸品種のよう。花は下向きでちょっと重たげですが、細い茎を長く伸ばし、真っ直ぐに凛と立っていました。
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