2018年07月02日
池主神社(松岡霊社)を訪ねる④―ナギの木
灌漑調整池としての大池の強引な干拓を阻止し、地域の農民と農業とを守った松岡萬(よろず)を祀っている池主神社(松岡霊社)。石鳥居の横には、独特な木肌と横に千切れない葉を持つナギの木が植えられていました。
池主神社が鎮座するのは、水神社の境内。昭和3年(1928)の神社資料によれば、水神社は洪水による堤防決壊の被害を幾度となく受けていたようです。
池主神社が鎮座するのは、水神社の境内。昭和3年(1928)の神社資料によれば、水神社は洪水による堤防決壊の被害を幾度となく受けていたようです。
境内のナギの木は、「ナギ」の名を「凪(なぎ)」に関連付け、海運安全や水難守護を願ってのもの。松岡萬に由来すると言うよりも、水神社の祭神、罔象女命(みづはのめのみこと)、合祀された弁天社の市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)に由来すると考える方が正解かも知れません。