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2018年06月29日

豊川市の「牛久保のナギ」を訪ねて②―熊野神社

熊野神社 「牛久保のナギ」が植えられたのは、熊野神社ゆかりのある木として。飯田線の線路が境内を横切るように敷かれたため、分断されてしまいましたが、元はと言えば「牛久保のナギ」がある場所も熊野神社の境内だったのです。

 ナギの木の自生地は、山口県以南とされていますが、推定樹齢1000年と言われる熊野速玉大社の御神木にあやかるべく、静岡県以西の熊野系神社境内に植えられているケースは珍しくはありません。

ナギの木
ナギの木

 ナギは針葉樹に分類されますが、見た目は広葉樹のような幅の広い葉。葉脈は見当たりませんが、筋が笹などのように縦に入っているため、縦に裂くことはできますが、横に千切ることはなかなかできません。

ナギの木
ナギの木

ナギの実 そんなところから、夫婦円満や縁結びのお守りとしても喜ばれましたが、熊野神社で送られた出征兵士の懐には、そっと忍ばせたナギの葉があったのではないでしょうか?

 境内にあるナギの木は、全部で4本。雌雄異株のナギですが、熊野神社の鳥居脇にあるのは雌株。縁起の好い葉陰には、まだ青い実がなっていました。


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