2018年07月02日
掛川から島田へ、立川流の俤を訪ねて⑮―應聲教院の八脚門と狛蛙
掛川の1社2寺から島田の大井神社へと向かう途中で立ち寄ったのは、菊川市の應聲教院(おうしょうきょういん)。天台宗の寺院、天岳院として創建されましたが、浄土宗の開祖・法然上人が、恩師であった皇円阿闍梨を偲び桜ヶ池を訪れた帰途に立ち寄った縁で浄土宗へと改宗し、應聲教院へと改名されました。
石段の上に立つ、正面3間、側面1間、朱塗りの八脚門は、寛永3年(1628)静岡の宝台院に建てられたものを、大正7年(1918)に移築したとのことで、国の重要文化財。
石段の上に立つ、正面3間、側面1間、朱塗りの八脚門は、寛永3年(1628)静岡の宝台院に建てられたものを、大正7年(1918)に移築したとのことで、国の重要文化財。
山門の前には、狛犬ならぬ左右1対の「狛蛙」が。向かって右が、親ガエルの背に5匹の子ガエルが纏わりつき「心からお六蛙(むかえ)しています」と参拝者を迎えるカエル、左は「お気をつけてお蛙(かえ)りください」と参拝者を送るカエルの意味だそうです。