2017年12月25日

遠州横須賀の町歩き⑲―波模様の軒瓦

松本医院の切妻破風 松本医院の玄関は、むくりをつけた切妻破風。鬼瓦には「松」の角字が、その周りと軒瓦には、激しい波がうねっています。

松本医院の軒瓦 火災を避ける願いを込め、屋根瓦に波や菊水をあしらうことはよくあること。しかし、ここまで立体的に波を表した瓦は滅多に見ることはありません。しかも、同じ模様が繰り返されているわけではありませんので、1枚1枚手作りで焼かれた瓦。

近くで見られた波模様の軒瓦 同じような軒瓦は近くの家でも見ることができ、こちらの屋根の端部に葺かれた「けらば」と呼ばれる瓦もラーメン丼に見られる「雷紋」に似た四角の渦巻き模様。

四角の渦巻き模様の「けらば」 いずれも、腕の立つ職人の技を見せつけるかのような造形です。

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