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› 「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる⑨―蒲鉾型天井
2017年12月25日
「松ヶ岡」旧山崎家住宅を訪ねる⑨―蒲鉾型天井
「松ヶ岡」旧山崎家住宅の主屋は江戸時代後期に建てられましたが、別棟の奥座敷や奥座敷につながる廊下などは明治時代の建築。伝統的な日本建築の主屋とは違い、近代的な欧風建築の要素を取り入れた和洋折衷のハイカラ趣味を廊下の天井に見ることができます。
それが、蒲鉾型天井とも呼ばれる曲面天井。あえて杉の柾目ではなくて板目・杢目・中板目などを使い、アーチ型に曲げた竿縁で抑えています。
これだけでも難しい細工ですが、廊下の曲がり角の処理は、大工の仕事というよりも、指物師や建具師の技。天井裏がどうなっているのか知りたいところです。
そして、天井板の長さは長い所で4間半(約8.18メートル)ありますが、途中で継ぎ足した気配はありません。それは、ヒノキ材を使った長い廊下も同じこと。おそらく、明治時代になって広まった機械製材による板が使われたものと思われます。
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