2017年12月29日

遠州横須賀の町歩き㉓―左桟瓦

回遊式庭園 屋敷の南に広がる回遊式庭園は江戸中期に造られたものと言われ、池の水は「静岡県みずべ百選」にも選出された湧水です。

 また、清水家の土蔵屋根では、珍しい左桟瓦が見られます。

左桟瓦 丸瓦と平瓦とを組み合わせた桟瓦が使われるようになったのは、江戸時代。全国で見られる一般的な桟瓦と言えば、向かって左から右へと流れる右桟瓦です。ところが、出雲と土佐地方では、右から左へと逆に流れる左桟瓦も使われているのです。

左桟瓦 出雲と土佐以外で、その左桟瓦が使われた例は全国で数えるほどしかないのですが、その希少な例が、ここ清水家の土蔵。清水家は、江戸時代には廻船業を営んでいたという旧家。北側土蔵の屋根に葺かれているのが、左桟瓦です。

 廻船業と特殊な左桟瓦使用との因果関係―舟運は物質交易だけではなく、文化の伝播にも大きく貢献した証しではないでしょうか?

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