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2018年05月23日

5月20日「新緑の佐久間ダム探訪」③―中部(なかべ)です。

「中部橋」と書かれた橋銘板 吊り橋「なかっぺばし」を渡り切ったところに掲げられたもう1枚の橋銘板。こっちには漢字で「中部橋」と書かれていますが、この字を書いたのも、地元で教師をしていた依田先生が書いたもの。

「楽しさいっぱい!ふれあいの街 中部です!」 その読みについては、佐久間病院側に立っている「佐久間町 中部区案内板」のイラストの中。正解は「楽しさいっぱい!ふれあいの街 中部です!」の「中部」には「なかべ」のルビが記されています。

 中部の地形を佐久間ダム横に建てられたイラストマップ(右が北、上が西)で確認してみると、北から南へと流れて来た天竜川が、西から流れて来た大千瀬川と合流する地点で大きく大きく蛇行し北に向きを変えているのが分かります。

佐久間ダム横に建てられた上側を西にして描かれたイラストマップ 川の流れは、蛇行の外側では速度が速くなり、侵食が起きますが、逆に蛇行の内側では上流から運ばれてきた砂や礫などが堆積しやすくなります。天竜川に三方を囲まれた半島のような堆積段丘に人々が住み着いた地区が中部。「中辺」と表記されていた時代があったのも同じ理由です。

 また、中部にあった城の名が「水巻城」と呼ばれていたのも、水に巻かれるような地形の意味だと思います。


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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:31│Comments(0)ウォーキング・ぶらり旅・町歩き
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