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2021年11月12日

焼津・花沢の里を歩く⑭―元三大師と馬頭観音

元三大師のお札 花沢の里の家々の玄関に貼られていたのは「花澤 法華寺」のお札。滑稽な鬼のような姿が描かれていますが、これは元三大師(がんざんだいし)と呼ばれる天台宗高僧・良源(りょうげん)。平安時代に鬼の姿となって、疫病神を追い払ったことから、今も「厄除け大師」として篤く信仰されているとのこと。まるで、アマビエみたいです。

馬頭観音 高草山法華寺の入口付近に立ち並んでいた石仏をすべて見たわけではありませんが、手前の3基はすべて馬頭観音。馬頭観音はいわゆる六観音の1つで、畜生道に迷う人々を救済するとされています。

 ただし、ここ花沢の里は奈良時代には「やきつべの小径」と呼ばれた古道に沿った集落。もしかしたら、人や物を運び、道に倒れた馬を供養するために建立されたものかも知れません。


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