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2017年09月12日

北鹿島の船宿を訪ねる②―2階でつながる船宿

2階の階段場所 船宿は、同じ間取りの2棟が横に並んで建てられた構造で、2階に上がる階段もそれぞれに付けられているのですが、実は2棟は2階でつながり、屋根も軒も一体です。

 これを1棟と言うのか、2棟と言うべきかは分かりませんが、宿の管理は田代家でやっていたらしく帳場のようなものはなかったようです。

つながった出桁造りの軒 この船宿には、川を下って来た筏師や川船の船頭だけではなく、川を上がって来た食品や生活用品を扱う商人たちも宿泊していたかも知れません。

 軒は1階も2階も出桁造り。2階の軒の両端には外側に飛び出した袖壁が付けられているのは、田代家住宅と同じ構造。1階の土間には、2棟の仕切り壁に覗き窓がありましたが、土間は商品の収納場所に利用された可能性もあります。


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