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2020年12月17日

出かけよう!引佐町伊平⑫―松山観音堂

松山観音堂の聖観世音菩薩像 馬頭観音堂のさらに上にあるのが松山観音堂。松山観音堂に納められた聖観世音菩薩像いついて、NPO「いーら・いだいら」の解説看板によれば「寛文11年(1671)金指近藤家、家老今泉正武が寄進した。肌部には金箔が施されており、町内屈指の石仏である」とされ、享和3年(1803)の馬頭観音堂よりも130年ほど早い時代です。

「初山五代法源道印禅師御作」の和讃碑 松山観音堂の前に建てられていたのは、「初山五代法源道印禅師御作」の和讃「十二番 松山観音堂」「松山の 風にうきよの 塵もなし きよき音こそ 観自在なれ」を刻んだもの。「初山五代法源道印禅師」とは、長興寺にあった和讃を詠んだのと同じ初山宝林寺の住職であった法源禅師です。

「西国三十三所観音」の石仏 馬頭観音堂の前には「四国八十八弘法大師像」、そして、松山観音堂の裏側には「西国三十三所観音」の石仏が並んでいましたが、「松山」とは佐久間町の松山公園と同じように、四国八十八ヶ所霊場の松山を意識した名かも知れません。残念なことに、石仏のほとんどは原型を留めてはいません。

絵馬
「金的中」額

 松山観音堂の中には、絵馬や「金的中」額が奉納されていました。






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