2017年10月29日
初山宝林寺を訪ねる②―修復を終えた山門と隠元書の扁額
黄檗宗の寺院、初山宝林寺を訪ねたのは、小雨が降りしきる10月28日。細江町気賀で生まれ育った私にとって、宝林寺がある中川は隣りの地区ですが、やや距離が離れているため、これまでに立ち寄る機会はありましたが、境内に入ったのはこれが初めてでした。
入口で拝観料400円を支払い、先ずは修復を終えたばかりの山門へ。山門は元禄6年(1693)築。こけら葺きの四脚門で静岡県指定文化財です。
約1年をかけて完成した修理箇所は木の色が新しいため分かりやすいのですが、柱や梁、屋根の杮(こけら)板、乳金物まで、あちこちに見られます。
ただ、昔のまま残されたのは、山門正面に掲げられた「初山」の扁額。黄檗宗開祖である隠元禅師の書で、裏面には元禄6年(1693)と記されているとのことですから、320年以上も前に書かれたことになります。
入口で拝観料400円を支払い、先ずは修復を終えたばかりの山門へ。山門は元禄6年(1693)築。こけら葺きの四脚門で静岡県指定文化財です。
約1年をかけて完成した修理箇所は木の色が新しいため分かりやすいのですが、柱や梁、屋根の杮(こけら)板、乳金物まで、あちこちに見られます。
ただ、昔のまま残されたのは、山門正面に掲げられた「初山」の扁額。黄檗宗開祖である隠元禅師の書で、裏面には元禄6年(1693)と記されているとのことですから、320年以上も前に書かれたことになります。