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2020年12月28日

出かけよう!引佐町伊平㉓―仏坂古戦場

仏坂古戦場 さらに、その下、「仏坂古戦場」の標柱と解説看板が建てられていました。

 元亀3年(1572)に武田信玄が遠江に侵攻し、三方ヶ原合戦の前哨戦ともいうべき戦いがこの地で展開しました。遠江に侵攻する際、武田方は軍勢を信玄率いる本隊と別働隊に分けて侵攻し、その内、山県昌景率いる別働隊と徳川方の井伊家が戦いました。徳川方は敗北し、井伊家配下の井平城も落城し、しばらくはこの地域が武田の支配下となりました。

 この地に残る「ふろんぼ様」という石塔群は、この戦いで討死にした88名を供養するためのものと伝わります。国道257号が開通する以前は、この旧道が引佐と三河を結ぶ街道でした。

    平成28年11月 北区まちづくり推進課


仏坂古戦場 おそらく、戦場となったのはここ1ヶ所ではなかったはず。そろそろ、日本でも火縄銃が使われ始めた時期。果たして、伊平にも銃声が轟いたのでしょうか?

 古来、観音様が祀られた「観音の里」伊平。自然と人と亡くなった魂とを区別することなく大切に守って来た住民たちの、優しい心が垣間見えた山歩きでした。



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