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2023年08月22日

特別展「ふるさとのうたがきこえる~北遠佐久間20世紀の面影~」―佐久間図書館

佐久間図書館 浜松市天竜区佐久間町にある佐久間図書館で、特別展「ふるさとのうたがきこえる~北遠佐久間20世紀の面影~」が開かれていることを知り、出かけて来ました。展示されているのは、王子製紙中部工場、久根鉱山や佐久間ダムなどの古い写真72点。同区龍山町の和田芳博さんが収集している貴重な歴史資料です。

特別展「ふるさとのうたがきこえる~北遠佐久間20世紀の面影~」 会場には、新聞報道で知ったという佐久間出身者も訪れ、「私ね、久根鉱山で働いていたことがあったのよ」という人も。「そうそう、この辺に選石所があってね。採掘された鉱石を細かく砕き、良質な鉱石だけを選り分けたの」など、絵葉書に印刷されている写真を指差しながら、昔話に花が咲いていました。

特別展「ふるさとのうたがきこえる~北遠佐久間20世紀の面影~」 まさか、実際に久根鉱山で働いていた人と出会え、話を聞くことができるとは嬉しい経験。古い絵葉書と言っても、久根鉱山での鉱石採掘は昭和45年(1970)まで続いていたし、佐久間ダム建設工事は昭和28年(1953)から同31年(1956)まで。

 王子製紙中部工場の操業は明治32年(1899)~大正13年(1924)でしたので、もう100年ほど前のことになってしましましたが、工場を建設したのは掛塚・十郎島の宮大工・曾布川藤次郎だったのです。

 特別展開催は、9月17日まで。ぜひ、見にお出かけください!

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