2020年11月19日

秋晴れの下、見付の蔵めぐり⑤―淡海國玉神社

淡海國玉神社 遠江の国府が置かれていたのは浜松ではなくて見付。淡海國玉神社は遠江国総社であり、淡海國玉神社には遠江の各神社の祭神がすべて祀られていることにされ、ここに参拝すれば遠江国内のすべての神社を参拝したのと同じ。国司と呼ばれた役人たちの利便を図ったのが総社の仕組みです。

淡海國玉神社 そんな淡海國玉神社は旧見付学校や磐田文庫に隣接した神社。神社に蔵はありませんが、拝殿の軒下には十二支の彫刻が取り巻いています。

 ・・・となれば、私としては早速、来年(2021)の干支「丑(うし)」探し。正面の一番左にあるのが「寅」ですから、「丑」はその右。金網で保護されていて見にくいのですが、あれが「丑」です。

「丑」の彫刻 「寅」を基準にしなくても、今年(2020)の干支「子」の左を探せばいいじゃんと思われるかも知れませんが、「子」だけは外にはなく、拝殿の中。「子(ネズミ)」は神社に祀られている大国主命が、素戔嗚尊が放った火から逃れるため、穴の中にもぐることを教えたとして、いわば命の恩人。

 そのため、十二支のうち「子(ネズミ)」だけは別格扱い。拝殿の中に入れられているのです。





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