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2019年05月12日

大久保家と淡海国玉神社④―カナリーヤシとアコウ

カナリーヤシ 大久保家には、春野の義兄弟で淡海国玉神社の神官として家督を継いだ忠利の子、初太郎がいました。初太郎は植物学を学び、農学校校長を務めたほどでしたから、植物には一際高い関心があったようです。

 そのため、大久保家の庭では、珍しい樹木をたくさん見ることができます。

アコウ 裏庭に高く聳えている椰子は、アフリカ西海岸カナリア諸島原産のカナリーヤシ。シュロやリュウゼツランなども今では珍しくはありませんが、南方系の樹木がお気に入りだったようです。

 珍しいのは、クワ科イチジク属のアコウ。鳥に運ばれた種が樹に運ばれ着生すると、気根を伸ばして親の樹にも絡みつき、枯らしてしまうこともあるとのこと。大久保家のアコウの木も、まさに「絞め殺しの木」の別名の通りです。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:08│Comments(0)野の花・植物歴史・産業遺産・寺社・文化財
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