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2019年05月14日

大久保家と淡海国玉神社⑥―大久保藤紋の瓦

若き日の大久保春野 磐田市歴史文書館の企画展「遠州報国隊と近代の日本~激動期を生きた神官と幕臣~」で見た、刀を手にした若かりし頃の大久保春野は、紋付羽織を着ています。

 その袖に染め抜かれた家紋が何であるのか?上がり藤紋のようには見えますが、花の房の間に何かあります。これが、大久保家の家紋であるとは想像できますが、真ん中に何があるのか分からないままでした。

大久保藤紋の瓦 見学会で訪れた大久保家の裏庭で、「上がり藤紋」が入った瓦を見つけました。花房の間には「大」の字が入っています。

 家運が上がるように、特に武家で好まれた「上がり藤紋」に大久保の「大」の字。しかも、「大」の字の先端が剣のように尖っている「大久保藤紋」です。

大久保家住宅 淡海国玉神社の神官と聞けば、ついついひ弱な姿を思い浮かべてしまいますが、大久保家は元々武士の家。「大久保藤紋」がそれを教えてくれたような気がします。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:26│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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