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2019年10月11日

「バスで行く天竜区のいいとこ」佐久間編⑲―渡らずの鉄橋

渡らずの鉄橋 帰り道は佐久間町芋堀(いもほり)に出て、国道152号を南下。しかし、そのまま真っ直ぐに行くのではミステリーツアーではありません。

 バスは突然左折し、城西大橋で水窪川を渡りました。橋の上ではスピードを落とし、ゆっくりゆっくりと・・・。そして、見ていただきたいのは「渡らずの鉄橋」です。

 JR飯田線で一番長い鉄橋、「渡らずの鉄橋」の愛称でおなじみの第6水窪川橋梁は長さ400.7㍍。川の左岸から右岸に向かって渡ると見せて、実は渡らずに左岸へと戻る鉄橋です。

 佐久間ダム建設に伴う線路付け替え時の計画では、水窪川の左岸をそのまま45メートルの短いトンネルで抜ける予定で、しかもそのトンネルは貫通していたのです。ところが、中央構造線の断層による地殻変動のため、工事を進める端から次々と崩壊したため、せっかく貫通したにもかかわらずトンネルは使用されず、やむを得ず鉄橋を架けたようです。

 これが「渡らずの鉄橋」の真実。何とここにも、日本列島を東西に貫く中央構造線のとてつもない力が働いていたのですね。

 そして、私たちを乗せた水窪タクシーの貸切小型バスは橋の向こうでUターン。バスの右側の席に座った参加者にも「渡らずの鉄橋」を眺めいただき、午後4時30分、予定通り天竜浜名湖鉄道「天竜二俣」駅前に帰着。「バスで行く天竜区のいいとこ」佐久間編ミステリーツアーにご参加いただき、本当にありがとうございました!

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