
水窪川対岸の国道152号から遠くに眺めることができる旧「第一久頭合トンネル」。ガードフェンスのような廃レール利用の構造物を抜け、かつては線路が敷かれていたと思われる路盤跡を歩きました。

辺りには草が茂り、ひっつき虫に悩まされながらのアクセスでしたが、新トンネル側の山の斜面にも、廃レールの柱を利用したネットフェンスが。

かつては天竜川沿いに南下して佐久間に至っていた国鉄飯田線が路線を変えたのは、佐久間ダム建設に先立つ昭和30年(1955)のこと。旧「第一久頭合トンネル」を通っていた飯田線でしたが、地表移動による断面・変形が続き、旧トンネルを放棄して新トンネルに付替えたのは同52年(1977)のこと。
目の前に見えて来たのが、旧「第一久頭合トンネル」の南坑口に違いありません。