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2019年09月25日

「バスで行く天竜区のいいとこ」佐久間編③―昭和天皇・皇后の歌碑

昭和天皇・皇后の歌碑 湖畔広場の1段高いところにあるのは昭和天皇と皇后の歌碑。昭和天皇は佐久間ダム完成の報告を受け、「たふれたる 人のいしぶみ 見てぞ思ふ たぐひまれなる そのいたつきを」の歌を詠みました。皇后陛下の歌は「いまさらに 人の力のたふとさを 思ひつつ見る 天龍のダム」。

 両陛下の歌はいずれも、96人もの犠牲者が出たことに心を痛めたことを吐露した歌。慰霊の意味を込め、皇居のお堀にいた鯉をダム湖に放流したのですが、その鯉がやがて竜へと姿を変えたというのが「佐久間ダム竜神まつり」で竜神が舞う理由。

歌碑をのぞき見る参加者たち 海外の土木技術を学び、アメリカの大型土木機械を用いた機械化導入により、わずか3年の工期で完成した佐久間ダムですが、当初は今では当たり前の工事用ヘルメットさえかぶっていなかったとのこと。

 「佐久間ダム竜神まつり」で竜神が体をくねらせて追う玉(如意宝珠)は、殉職者の魂なのです。





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