2024年04月28日
目で見る掛塚の防災③―蛇籠と消波ブロック
「竜洋郷土資料館」には、復元制作された竹製の蛇籠(じゃかご)が展示されています。そして、掛塚の旧廻船問屋・津倉家住宅に展示されている、明治時代初期の掛塚を立体的に復元したジオラマ模型にも蛇籠が並び、「大正九年二月」(1920)製造の金属製の火鉢にも、蛇籠の絵が刻まれています。
蛇籠は、かつて天竜川の護岸のために使われたもの。近年では、金網製の籠に石を詰めて施行されていることが多いのですが、以前は割り竹を編んで作る円筒型。今の掛塚付近は、どんな護岸対策がされているのか気になり、掛塚橋歩道から見下ろしてみました。
すると、今、岸を護っているのは蛇籠ではなく、コンクリート製の消波ブロック。4脚のテトラポッドや6脚の六脚ブロック。天竜川だけでなく、遠州灘に面した堤防の根元にも積み上げられ、がっちりと川岸、そして堤防を護っていました。
*今回、「目で見る掛塚の防災」と題してレポートさせていただいたのは、5月18日(土)19日(日)に開催する「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」主催の「いじゃまいかけつか・2024年春」のテーマを「防災」としたから。正月には能登半島地震が発生し、テレビの画面を通して被災現場の光景を目の当たりにしたことにより、南海トラフ巨大地震に対する備えの必要性がより身近な課題として考える機会としていただきたいと考えました。
蛇籠は、かつて天竜川の護岸のために使われたもの。近年では、金網製の籠に石を詰めて施行されていることが多いのですが、以前は割り竹を編んで作る円筒型。今の掛塚付近は、どんな護岸対策がされているのか気になり、掛塚橋歩道から見下ろしてみました。
すると、今、岸を護っているのは蛇籠ではなく、コンクリート製の消波ブロック。4脚のテトラポッドや6脚の六脚ブロック。天竜川だけでなく、遠州灘に面した堤防の根元にも積み上げられ、がっちりと川岸、そして堤防を護っていました。
*今回、「目で見る掛塚の防災」と題してレポートさせていただいたのは、5月18日(土)19日(日)に開催する「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」主催の「いじゃまいかけつか・2024年春」のテーマを「防災」としたから。正月には能登半島地震が発生し、テレビの画面を通して被災現場の光景を目の当たりにしたことにより、南海トラフ巨大地震に対する備えの必要性がより身近な課題として考える機会としていただきたいと考えました。