2024年04月30日

目で見る掛塚の防災⑤―川袋の八雲神社

川袋の八雲神社 掛塚のすぐ北側にある集落は「川袋」。地名の由来について調べてみると「天竜川の河流の変動により形成された袋状の地形に由来するという」(「角川日本地名大辞典22静岡県」より)とあります。

川袋の八雲神社 そんな川袋にある八雲神社の主祭神は建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)で、かつては牛頭天王(ごずてんのう)。ともに疫病を防ぐ神であるとともに、天災を司る神でもあるということは、天竜川の洪水を正しく怖れたから。川に近い場所に鎮座しているのも、水害を防ぐ願いからと考えられます。

八雲神社横の堤防 神社の由来によれば、昭和5年(1930)6月の天竜川改修により、新堤防の内側へと移転。「昭和十九年十二月に発生した東南海地震で本殿を除き幣殿、拝殿、社務所倒壊す」ともあり、幣殿や拝殿が再建されたのは昭和55年(1980)とのこと。

 川袋の八雲神社は疫病退散だけでなく、防災への願いも込められた神社だと分かりました。

「防災フェア in 掛塚」 *今回、「目で見る掛塚の防災」と題してレポートさせていただいたのは、5月18日(土)19日(日)に開催する「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」主催の「いじゃまいかけつか・2024年春」のテーマを「防災」としたから。正月には能登半島地震が発生し、テレビの画面を通して被災現場の光景を目の当たりにしたことにより、南海トラフ巨大地震に対する備えの必要性がより身近な課題として考える機会としていただきたいと考えました。




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