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2017年04月13日

掛塚の繁栄を振り返る⑰―佐久間にもあった「上カギ印」の大鋸

佐久間歴史と民話の郷会館3階に保管・展示されている大鋸 以前、旧「さくま郷土遺産保存館」で展示されていた「佐久間の林業と山村生活の用具」は静岡県有形文化財に指定され、現在は「佐久間歴史と民話の郷会館」3階に展示保管されています。

「上カギ印」の刻印 「佐久間歴史と民話の郷会館」を訪問し、展示されている大鋸を見せていただきました。

 すると、棚に保管されている大鋸の多くで、磐田市立竜洋郷土資料館で展示されていた引き札で見た「上カギ印」の刻印が確認できます。これらの鋸は、間違いなく「遠州磐田郡掛塚町 竹内市三郎」で造られた鋸です。

「上カギ印」の刻印 筏に組まれて流されて来た北遠の木材を、船に乗せて運び出した掛塚湊の廻船問屋の中には、北遠の山を買い取り、山主になった人たちもいました。佐久間に残された前挽鋸(大鋸=おおが)こそ、北遠の山と掛塚湊が深く結ばれていたことを示す遺産。

 「上カギ印」以外の掛塚鋸も、北遠のどこかにきっとあるはずです。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:11│Comments(0)みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚
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