2017年03月29日
掛塚の繁栄を振り返る②―松風丸の絵馬
引き札にその名を残す「酒類醸造所 掛塚 松下商店」は、もちろん廻船問屋「中屋」であり、その屋号は「サスナカ」。松下家の住所は磐田市白羽ですが、明治22年(1889)には掛塚村、十郎島村、豊岡村、川袋村と合併して長上郡掛塚村となりましたので、引き札が作られた時代には、「掛塚」だったことになります。
磐田市白羽に鎮座する白羽神社拝殿には、「サスナカ」の2枚の船の絵が奉納されています。大きな絵馬には、霊峰富士を背景に1枚の本帆に追い風をいっぱいに受けて青い海原を行く和船が、板に直接描かれています。
右上には「奉献 松下文治郎○舩 明治廿年亥六月吉○日」の文字が見え、船が掲げる旗には「サスナカ」の屋号と「松風丸」らしい船名が読み取れます。
廻船問屋「中屋」の当主は「松下文次郎」。「文治郎」と「文次郎」の違いはありますが、同じ人物と考えて間違いないと思います。
磐田市白羽に鎮座する白羽神社拝殿には、「サスナカ」の2枚の船の絵が奉納されています。大きな絵馬には、霊峰富士を背景に1枚の本帆に追い風をいっぱいに受けて青い海原を行く和船が、板に直接描かれています。
右上には「奉献 松下文治郎○舩 明治廿年亥六月吉○日」の文字が見え、船が掲げる旗には「サスナカ」の屋号と「松風丸」らしい船名が読み取れます。
廻船問屋「中屋」の当主は「松下文次郎」。「文治郎」と「文次郎」の違いはありますが、同じ人物と考えて間違いないと思います。
Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:27│Comments(0)
│みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚