2024年05月15日
目で見る掛塚の防災⑳―「関東震災横死者碑」
当時の東京深川には、掛塚湊から船に積んで運ばれた木材の貯木場が多くあり、白羽を含む旧掛塚村(掛塚町)から移り住んだ人もおおぜいいたのです。そんな旧掛塚村出身者にも、震災の犠牲となった人が多く、「関東震災横死者碑」は犠牲者たちを供養するとともに、震災の歴史を生まれ故郷にも記録、記憶として残すために建てられたものと思われます。
予期せぬ自然災害を防ぐことは難しくても、その被害を少しでも小さく抑えるには、私たちの日頃の心構えと準備とが必要です。先ずは、いざとなった時の避難場所を知ること。電気、ガスや水道などのライフラインが止まった場合に備えるための、飲料水や保存の効く食料などを備蓄など、ご近所同士の助け合いも含め、今できることを確実に実行することを忘れないようにしましょう!

【関連記事】目で見る掛塚の防災①―掛塚、川袋、白羽