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2021年08月13日

漢方医・三輪家の薬箱⑬―「羗活」はシシウド

 「シシウド」の根を乾燥したものが生薬の「羗活(きょうかつ)」です。薬効は、発汗・鎮痛薬。

ウド
ウド
シシウド
シシウド

羗活 シシウドはセリ科。ウコギ科のウドとは全く別種です。別種ですが、見た目が似てるだけでなく、何故か同じような薬効を持つため、同じ「独活(ウド)」と表記されました。

 シシウドもウドも夏の終わりから秋にかけて、山道で白い花火のように花を咲かせています。

 「羗活」の紙箱が納められていたのは、三輪家の薬箱の最上段。風邪や頭痛、筋肉痛の患者に処方されたようですから、比較的頻繁に使われる薬だったのでしょうか?

 「羌活」と書くのが正しいようですが・・・。

 *コロナ自粛の昨今、ブログ記事の取材もままならない日々が続いています。記事は、私が書いていたNPO「天竜川・杣人の会」のブログ「出かけよう!北遠へ ふるさと散歩道」に掲載したもの。同ブログは終了しましたが、過去記事を再掲載させていただきました。

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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 04:21│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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