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2021年08月22日

漢方医・三輪家の薬箱㉒―「瞿麦」はカワラナデシコ

瞿麦 浦川の漢方医・三輪見龍で知られる三輪家の薬箱の中、「瞿麦(クバク)」とあるのは、カワラナデシコのこと。大和撫子とも呼ばれるカワラナデシコや唐撫子のセキチクの全草にはサポニンが含まれ、消炎・利尿・通経薬として利用されます。

 カワラナデシコの種子は麦に似ているため、乾燥させた物を「瞿麦子(くばくし)」とも呼び、これもやはり生薬。

カワラナデシコ 色鮮やかなカワラナデシコの花から、漢方薬・生薬のイメージは浮かびませんが、夏の暑さにも負けずに咲いているところを見ると、かなり生命力が強い野草であるのは間違いなさそうです。

 *コロナ自粛の昨今、ブログ記事の取材もままならない日々が続いています。記事は、私が書いていたNPO「天竜川・杣人の会」のブログ「出かけよう!北遠へ ふるさと散歩道」に掲載したもの。同ブログは終了しましたが、過去記事を再掲載させていただきました。

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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 03:51│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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