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2021年08月14日

漢方医・三輪家の薬箱⑭―「薄荷」はミント

薄荷 「薄荷(はっか)」は世界中で古くから利用されて来たハーブの1つ。日本名はシソ科ハッカですが、「ミント」と呼んだ方が一般的。

 ミントと言えば、ペパーミント、スペアミント、アップルミント、パイナップルミントなど。これらの西洋ハッカなら、皆さんの花壇にも植えられているかも知れません。

 爽やかな香りは疲労感やイライラを取り去り、メントールの成分でクールな清涼感を与えてくれますが、生薬としては、解熱・発汗・健胃。

ミント 元々、日本に自生していたものか、中国から持ち込まれたものかははっきりしていません。しかし、明治期に入り、栽培された日本産「Japanese Mint」から抽出した精油を輸出していたのは確か。戦前、世界の「ハッカ」の約7割は、北海道の北見で生産されていたそうです。

 何故かヨーロッパの香りを感じてしまう「ハッカ」ですが、実は三輪家の薬箱の最上段に収められているほど古くから親しまれていたようです。

 *コロナ自粛の昨今、ブログ記事の取材もままならない日々が続いています。記事は、私が書いていたNPO「天竜川・杣人の会」のブログ「出かけよう!北遠へ ふるさと散歩道」に掲載したもの。同ブログは終了しましたが、過去記事を再掲載させていただきました。

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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:53│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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