2021年08月07日
漢方医・三輪家の薬箱⑦―桔梗
見たこともないような漢字が並んでいる三輪家の薬箱の文字ですが、「秋の七草」の「桔梗」なら分かります。
山上憶良が詠んだ「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花(万葉集・巻八 1538)」の「朝貌の花」が「桔梗」のこととされています。
「桔梗」と漢字で書くことはできても、「桔」も「梗」も、他ではほとんど使いません。「桔」は「木+吉」ですから縁起の良さそうな字。「梗」は「硬い枝」の意味だそうです。
生薬として利用されているのは「桔梗」の根。去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱などの作用があるとされ、内服すれば膿を出す薬効もあるとのこと。
山上憶良が詠んだ「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花(万葉集・巻八 1538)」の「朝貌の花」が「桔梗」のこととされています。
「桔梗」と漢字で書くことはできても、「桔」も「梗」も、他ではほとんど使いません。「桔」は「木+吉」ですから縁起の良さそうな字。「梗」は「硬い枝」の意味だそうです。
生薬として利用されているのは「桔梗」の根。去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱などの作用があるとされ、内服すれば膿を出す薬効もあるとのこと。
残念なことに、日本で自生の「桔梗」を見る機会はほとんどなくなってしまいました。
*コロナ自粛の昨今、ブログ記事の取材もままならない日々が続いています。記事は、私が書いていたNPO「天竜川・杣人の会」のブログ「出かけよう!北遠へ ふるさと散歩道」に掲載したもの。同ブログは終了しましたが、過去記事を再掲載させていただきました。
Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 04:23│Comments(0)
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