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2018年09月28日

諏訪大社を訪ねて㉒―春宮にある子安社

諏訪大社下社春宮の子安社 諏訪郡下諏訪町下ノ原の諏訪大社下社春宮(はるみや)境内の末社として目に付いたのは子安社。底がないブリキの柄杓が供えられています。

 子安地蔵尊なら秋葉山表参道にもあり、穴を開けた柄杓を供えます。水窪の山住神社の子安様や竜戸で祀られている子安地蔵には、底の抜けた竹の柄杓が供えられます。

 いずれも、水が抜けるように楽なお産を願ってのもの。ここ秋宮でも、同じ理由が解説され、昔からのお産の守り神として紹介されています。

供えられた底のないブリキの柄杓 祭神は出雲国の大国主命の妻となった高志沼河姫命(こしのぬなかわひめのみこと)。2人の神の間に生まれたのが諏訪大社の祭神である建御名方神 (たけみなかたのかみ)とされていますので、ストーリーはピッタリと合います。

 元来、諏訪大社の信仰は自然崇拝。建御名方神の霊を鎮めるために祈りを捧げるのであり、ご利益を求めないのが本来と思っていたのですが、子安社は別のようです。

巨大な石燈篭 見返りを期待しない参拝こそ、私が求める信仰。自らが努力してこそ成果が表れるのが本来であり、それを静かに見守ってくれるのが神様。神社で手を合わせても、願い事など何も浮かびません。

 そばに建てられた巨大な石燈籠。これでは、火袋に手が届きません。どうしてこんなに背が高いのでしょうか?

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