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2018年09月15日

諏訪大社を訪ねて⑨―重要文化財は改修工事中

保存修理工事が進み報道陣に公開された幣拝殿(奥)や右片拝殿(手前)◆諏訪大社:修復 屋根はこけら、檜皮葺きに

 諏訪大社は23日、上社本宮(諏訪市中洲神宮寺)にある国重要文化財の幣拝殿(へいはいでん)など6棟の保存修復工事の概要を明らかにした。文化庁へ提出した現状変更許可申請書に対し、文化審議会から今月19日に許可答申があり、工事の方針が決まったため記者発表した。

 北島和孝宮司によると、工事は傷みが激しい銅板葺(ぶ)き屋根の葺き替えで、「こけら葺き」と「檜皮(ひわだ)葺き」とし、銅板を掛ける前の本来の形状に修復する。

 設計・監理にあたる文化財建造物保存技術協会の高木裕雄樹事務所長の説明では、徳川家康が慶長年間に寄進したとされ、1938年に修復された四脚門(よつあしもん)はこけら葺きとし、サワラの板を並べる。1835年上棟の幣殿、拝殿、左右片拝殿、その25年後に完成した脇片拝殿の5棟は檜皮葺きとした。

 諏訪大社は「檜皮は一番高貴なもの。神は一体であり(葺き替えた)下社秋宮、春宮の幣拝殿に合わせた」という。高木事務所長も「元の屋根に戻した方が文化財としての価値、形状を評価できる」と説明した。工事は2012年12月に始まり、14年12月までの2年間の予定で、総工費は2億4000万円。現在は各棟の屋根がはがされた状態にある。工期延長も見込まれているが、16年の御柱祭までに間に合うとしている。(2013年7月24日付「毎日新聞」より)


改修工事中の拝殿 そんなこととはつゆ知らず、訪れた諏訪市中洲宮山の諏訪大社上社本宮(ほんみや)に居並ぶ国指定重要文化財の建物群はシートの内。参拝所から東を向いて社殿を臨むと、斎庭には原寸大の写真がセットされ、何となくお参りしたような気分にはなります。

 本来なら、拝殿の向こうが神がいる杜「神居」、宝物殿裏が神体山。立川和四郎二代目冨昌作の建物の数々・・・。平成26年(2014)7月12日は、ちょっぴり残念な上社本宮詣でになりました。

 しかし、これで終わりにしてはいけません。実は、平成30年(2018)8月6日に再訪門し、改修が終わった社殿を確認して来ました。

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