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2017年07月08日

「六軒京」を訪ねる②―大引と伊豆石と出桁の軒

大正10年「六軒京」の写真 大正10年(1921)「六軒京」の写真は、旧東海道に面した地に移築されて日数があまり経っていない時期の撮影と思われますが、林家住宅の一部であるのは間違いありません。

伊豆石に直接乗せられた大引 現在の玄関口は東側。石の基壇の上に直接大引(横木)が載せられ、柱が立てられていましたが、その石は伊豆石。伊豆石は建物と一緒に掛塚から運ばれたものとのことです。

出桁造り 見上げれば、軒は掛塚では普通に見られる出桁造り。名工・鈴木勇次郎が建てた、いかにも掛塚の住宅らしい造りです。

木目が浮き出た鏡板と連子格子 その横にある連子格子と戸袋は移築当時のまま。木目が浮き出た鏡板は、松材を使用しているようです。

ナギの木 詳しい調査は専門家に任せるしかありませんが、紫蘇巻で知られる「六軒京」と掛塚とのつながりを示すもう1つのもの。それは、庭に植えられたナギの木。掛塚では当たり前に見かけるナギの木も、林家住宅の移築の際に植えられたものかも知れません。



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