2017年07月13日
「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」7月例会⑥―伊豆石の蔵
旧掛塚郵便局の奥には、伊豆石の蔵があります。国登録有形文化財は、局舎とこの蔵。長谷川家の前の地主であった松下家の時代に建てられた蔵ですから、蔵の2階にある2つの小窓には、それぞれ松下家の屋号である「サス中」と家紋の「丸に蔦」が、伊豆石を削って象られています。
擬洋風の看板建築である旧掛塚郵便局の局舎は昭和10年(1935)築ですが、この蔵は松下家時代に建てられたものですから明治時代の中頃に建てられたはず。しかし、小窓の庇を支える袖壁の装飾にはギリシャ彫刻で見るようなアカンサスや渦巻装飾が施され、大工たちの間には西洋建築への憧れが渦巻いていた雰囲気を感じます。
中に入れば、この一見石造建築に見える石蔵の構造が見えると思います。
擬洋風の看板建築である旧掛塚郵便局の局舎は昭和10年(1935)築ですが、この蔵は松下家時代に建てられたものですから明治時代の中頃に建てられたはず。しかし、小窓の庇を支える袖壁の装飾にはギリシャ彫刻で見るようなアカンサスや渦巻装飾が施され、大工たちの間には西洋建築への憧れが渦巻いていた雰囲気を感じます。
中に入れば、この一見石造建築に見える石蔵の構造が見えると思います。