2017年05月03日
山里の近代化と気田森林鉄道⑬―小石間隧道

全長661メートルと狭くて長いこのトンネルには、実は、こんな歴史がありました。
昭和の初め頃、気田川では電力開発が盛んに行なわれました。昭和4年(1929)「気田水力発電所」、昭和13年(1938)に豊岡水力発電所が操業開始。その資材や伐採した木材を輸送するため、地元の森林組合が篠原起点に森林鉄道を建設。後に延長され東京営林局気田森林鉄道となりました。

トンネルの入口には、開通を記念し、紀元2600年(昭和15年、西暦1940年)に「小石間隧道」の碑が建てられ、その裏面には、建設当時の苦労が刻まれています。
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:29│Comments(0)
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