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2017年04月27日

山里の近代化と気田森林鉄道⑦―機関車の悲鳴が聴こえそう

「明神峡」の鉄橋を進む機関車 最初の写真の説明には「鵜の首(現明神橋)森林鉄道 都沢線」と書かれています。太い材木を載せた台車を引いた小さな機関車が、幅の狭い鉄橋を渡っています。裏面には「30数粁の鉄路には数々の難所。これを通過する勇気の機関車」と。「粁」とは「キロメートル」のこと。

「明神峡」の鉄橋を進む機関車 次の写真も「Iビーム(I型綱)」で組まれている同じ鉄橋だと思われます。

「豊岡」の鉄橋を進む機関車 3枚目の写真の鉄橋も「Iビーム」。これも同じ「明神峡」とも見えますが、背景に映っている堰堤が気になります。どうやら、「豊岡堰堤」のすぐ上流に架けられていた鉄橋でしょう。

「勝坂」を行く機関車 4枚目は、勝坂辺り。後は、場所が特定できませんが、息を切らせて喘ぎながら重い台車を引く機関車の悲鳴が聴こえて来そうです。

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