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2019年12月26日

「119」回目の秋葉山⑩―奉納された巨大な十能や火箸

奉納された十能や火箸 寒い冬には、火鉢の話題で暖をとりましょう。

 まず、2~3本の炭を火おこしに入れ、炭全体が赤く色づくまで加熱します。十能(じゅうのう)に入れて運び、火鉢の中央に間隔をあけて並べます。

 火力の調整は炭の量の増減や配置を調整することによって行います。手で扱うと火傷をしますので、必ず火箸(ひばし)を使いましょう。また、鉄瓶で湯を沸かしたり鍋や網を乗せたりしたいときは五徳(ごとく)を使います。火を消すときは炭を灰の中に埋めるか、火消し壷に入れます。

 思い出しましたか?これが、火鉢の使い方です。

 ところで、十能は十の使い道があるという意味。五徳は、儒教の「仁」「義」「礼」「知」「信」の5つの徳がその名の由来だそうです。

奉納された火箸 火箸は金属製の長い箸で、使わないときは火鉢の隅に突き刺しておきます。ご飯を食べるものではないことは、ご存知ですよね?

 秋葉神社下社の本殿脇に、巨大な十能と火箸が奉納されています。秋葉神社は、火防(ひぶせ)の神。ともに、火を使う鉄工所の名とともに、火を使う道具の象徴として供えられていました。それにしても、デカイ!

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