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2018年03月19日

旧田代家住宅の2階を拝見①―望楼の役割

旧田代家住宅の2階から見た風景 BS朝日『百年名家』で紹介された前日、「みんなと俱楽部 ⚓ 掛塚」の仲間たちと旧田代家住宅を訪れました。そして、その時に初めて2階に上がることができましたので、紹介させていただきます。

 田代家は浜松市天竜区二俣町鹿島の天竜川左岸にあり、番組内で常葉大教授の土屋和男さんが解説していたように、かつては2階から外を見れば天竜川が見えた位置。筏問屋であった田代家は、天竜川を下る筏とその積み荷に10分の1の税をかける「鹿島拾分一番所」の役も担っていましたので、天竜川の往来を監視する責任がありました。

軒屋根の出桁造り そのためには、昼夜を問わず天竜川を見張る必要があったのです。

 また、2階の軒に立てば、手の届く高さに、軒屋根の出桁造りを見ることができました。



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